【PowerApps初心者向け解説】GroupBy の使い方を実例を交えて解説
PowerAppsでデータを集計する際に、GroupBy関数を使うことでデータをグループ化して簡単に集計することができます。本記事ではGroupBy関数の基本構文や実例、応用事例を解説していきます。
【基本構文】
GroupBy(配列,グループ化するフィールド, {集計式1,集計式2,...})
・配列:集計対象のデータが格納された配列を指定します。
・グループ化するフィールド:配列の中でグループ化の対象とするフィールド名を指定します。
・集計式:グループ化されたデータに対して、行いたい集計処理を指定します。平均値、最大値、最小値などを指定することができます。
【実例】
グループごとに平均値を求める
ID | Name | Department | Salary |
---|---|---|---|
1 | John | HR | 5000 |
2 | Mary | Sales | 6000 |
3 | Bob | IT | 5500 |
4 | Jane | Sales | 6500 |
5 | Jack | IT | 6000 |
このテーブルをDepartment別にグループ化して、各グループごとにSalaryの平均値を求める場合、以下のような式を記述します。
GroupBy(Employee, "Department", "AvgSalary", Average(Salary))
この式では、EmployeeテーブルをDepartmentでグループ化し、各グループごとにSalaryの平均値を計算します。結果は、以下のようになります。
Department | AvgSalary |
---|---|
HR | 5000 |
Sales | 6250 |
IT | 5750 |
【まとめ】
この関数はデータのグルーピングを簡単に行えるため、集計や集約処理などに活用されます。
この関数を使いこなすことで、より複雑なデータ操作やデータ分析が可能になるため、是非活用してみてください。